2盛岡市水道90年ご挨拶 盛岡は北に秀峰岩手山を仰ぎ、周囲を深い山々に囲まれ、幾筋もの川が貫流する自然豊かなまちであり、盛岡藩の城下町として開かれました。以来400年余りのまちづくりの時を経て、岩手県の県都として、長い歴史に培われた城下町としての顔と、近代的な都市機能を併せ持つまちとして発展を続け、東北を代表する都市となっています。 盛岡市の水道は、伝染病対策や消防水利を主目的に創設が進められ、昭和9年12月1日に給水を開始しました。上水道の創設は、「築城以来の大偉業」と称されるほどの大事業であったと伝えられております。 その創設から令和6年12月1日で90周年を迎えましたが、この間の歩みも平坦なものではありませんでした。戦時下においては資材不足や労働力不足により断水と時間給水を余儀なくされ、昭和19年には、大洪水に伴う送水管の破壊による長期間の断水、平成23年の東日本大震災時には、大規模停電に伴う広範囲での長時間断水に見舞われるなど幾多の困難がありました。その困難を乗り越え、事業の推進を支えてきたのは、盛岡の水資源の質の高さと豊かさ、水道事業に識見を持つ関係各位のご尽力、そして職員一丸となった努力・研鑽であるとともに、市民の皆さまの深いご理解とご協力の賜です。ここに給水開始90年を迎えるに当たりまして、心から感謝申し上げます。 水道は、都市の発展にとって欠かすことのできない根幹の施設です。今後も安全でおいしい水を安定的に供給できる強靭な水道システムを構築するとともに、公衆衛生の向上や生活環境の改善に寄与するお客さまから信頼される水道を目指してまいりますので、皆さま方のより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。盛岡市長給水開始90年を迎えて内舘 茂
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