第5章38東日本大震災の対応(平成23年) この結果、市内における断水及び水圧低下の発生は4万6,867世帯にのぼり、各地区合計23カ所で拠点給水活動を行いました。その後、浄水場などの復電により順次通水を再開し、3月14日に市全域の断水及び水圧低下が解消しました。被災地での支援活動 日本水道協会岩手県支部の支部長都市を務める本市は、地震直後から衛星携帯電話を使用し、連絡可能な事業体の情報収集を開始しました。また、収集した情報を日本水道協会本部と共有し、東北地方支部での相互応援は不可能と判断されたことから全国の水道事業体に応援を要請しました。 この要請に応え、3月13日より中部地方支部、関西地方支部の給水車が続々と本市に到着し、3月16日午前には日本水道協会本部と東京都の先遣隊が本市に到着しました。この時点で同本部と関西地方支部、中国四国地方支部、盛岡市で 近年、地震や大雨などによる災害が毎年のように発生し、その被害もかなり深刻なものとなっています。 このような状況下で、平成23年に発生した東日本大震災で得た経験は、災害時の迅速な復旧や耐震化への取組みに活かされています。盛岡市内の被害状況と復旧 平成23年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源としたマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。岩手県内では奥州市のほか、各地で震度6弱を観測。この地震では太平洋沿岸を中心に高い津波が観測され、特に東北地方から関東地方において未曽有の被害を出しました。 盛岡市の震度は5強で、地震の直後に市内全域が停電。盛岡市上下水道局では発災後、直ちに上下水道局本庁舎に災害対策本部を設置し、緊急対応にあたりました。 この地震により全市域で停電が発生し、各浄水場の系統で以下のような断水が発生しました。・ 米内浄水場系:松園配水場・松園第2配水場・岩清水配水場系の約2万8,100世帯が断水。・ 中屋敷浄水場系:高松配水場系の約1万世帯及び直送系約4,700世帯が断水。・ 沢田浄水場系:黒川地区・湯沢地区などでそれぞれ約2,000世帯が断水。陸前高田市での応急給水(平成23年6月)盛岡市水道90年第5章災害を乗り越えて災害を乗り越えて
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