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■ 健康のために水を飲みましょう
「のどがかわいた~っ!」ゴクッゴクッ「うわーっ、水がおいし~い・・・!」
走ったり、スポーツをしたりしたあとには、のどが渇いてゴクッと水が飲みたくなります。それはどうしてか、みなさんは考えたことがありますか?
スポーツをしたりして体温が上がると汗がたくさん出ますね。その分、体に水分がなくなってしまうので、わたしたちは水を飲んでのどをうるおしたり、体の水分不足をおぎなっているのです。
また、スポーツなどをしていないときにも常に皮膚の表面や呼吸からも水分は蒸発しているのです。
人間の体や生き物は多くの細胞でできています。そのひとつひとつの細胞は、細胞膜というもので包まれていますが、その中にあるものはほとんどが水分なのです。人間(成人)の体重の約60~70%は水分です。
そして、人間の体は一日に約2.5リットルの水分が、飲み水や食べ物などから入り、尿や便、呼吸や汗から出ています。そのバランスがくずれ、水分が多すぎたり不足したりすると体に変調をまねいてしまいます。
たとえば、スポーツなどで汗をかくと体の水分がどんどん減っていきます。そんなときに水分を補給しないと、脱水症や熱中症になり、死んでしまう危険もあります。汗ばかりでなく、風邪をひいて熱が出たりした時や下痢が長く続いたりしたときにも脱水症状が起こることがあります。
■ 生物の水分
■ 健康に良い水の飲み方
のどが渇いたと感じるときにはもう脱水が始まっているのです。しかし、のどが渇いたときなどに、ガブガブと一度にたくさんの水を飲んでも、体に吸収される量というのは決まっていて、余分な水は排出されてしまいます。
水分の補給にジュースなどをたくさん飲むと、糖分のとりすぎになったり、かえってのどが渇いたりすることがあります。また、カフェインを含む飲み物には、利尿作用があり、体の中の水分が尿として出ていってしまいます。
水分をとりすぎると、内臓に負担がかかって体がだるくなったり消化不良を起したりすることもあるので、健康のためには、渇きを感じる前に、こまめに少しずつ水分を補給するのが良いでしょう。水分の不足しやすい、夜寝る前や朝起きた時、スポーツや入浴の前後に、こまめに水分をとりましょうね。
■ 風邪予防
風邪をひかないように、外出したあと、水道の水でうがいや手あらいをすることも大事です。
(出典)「水と健康」厚生労働省健康局水道課発行
■ 地球上で使える水はどのくらい?
地球上にある水のうち約97.5%は海水。塩分をふくまない淡水は残りの2.5%です。そしてその塩分をふくまない水の大部分は南極や北極の氷河なので、私たちが飲んだり使ったりできる水は地球上の水の約0.01%だけです。
地球上の水が浴槽一杯だとしたら、使えるのはスプーン一杯ぐらい。実はとっても少ないのです。