盛岡市上下水道局では、 みなさんが浄水場の施設を気軽に見学できるように、岩手大学と映像コンテンツを共同制作しました。
■映像コンテンツ
■全天球(360度)画像
リンク先で画像をくるくる見回して楽しむことができます。
映像コンテンツの制作は、岩手大学ヴィジュアルデザイン研究室で行いました。研究室の先生や学生に、制作してみての感想や工夫した点などを聞いてみました。
―― 「ヴィジュアルデザイン研究室」は、どんなことをしていますか?
本村 教授 |
漫画、イラスト、アニメーション、映像、広告デザイン、Webデザインなどのヴィジュアル表現の基礎から展開までを、個人制作だけでなく地域連携で取り組むことに挑戦しています。 |
―― 今回の映像は、ヴィジュアルデザイン研究室の学生の方が作ってくれたそうですね。
本村 教授 |
研究室の学生や授業で興味を持ってくれた学生、大体十数人くらいの方が制作に携わりました。 |
―― ナレーションと映像の組み合わせで、とても詳しい内容になっています。学生の皆さんスゴいですね。
ミミー さん |
盛岡市上下水道局の公式ホームページ、そしてそのキッズページ、それから、職員さんにご紹介いただいた他の自治体による動画などを閲覧して勉強しました! あとは、実際に浄水場を見学して、職員の皆さんからいろいろとお話を伺いました。 |
―― 実際に見てみないと分からないこともありますよね。
ミミー さん |
はい、盛岡市にある浄水場の見学は初めてのことでしたので、とても興味深かったです。 職員さんに解説をしていただいたことで、きれいな水を作るために「沈殿・ろ過・消毒」という大事な三つの工程があることが分かりました! 私たちの生活に必要な水をしっかり管理しながら作っていらっしゃる方々に感謝しています。 |
―― そう言っていただき、ありがたいです。
映像作品についてですが、タイトルのデザインや字体はすんなり作れましたか?
ミミー さん |
「目立つデザイン」と「情報がまとまっているデザイン」の両立が難しいと感じました。この動画はどういうものかという情報を一目で分かりやすくすることも重要だと思って試行錯誤しました。 |
タイトルデザイン
―― 左に写っている女の子について、教えてください。
本村 教授 |
名前は「すいたん」です。子どもたちが親しめるものにするために作りました。 |
―― 「すいたん」の特徴を教えてください。
本村 教授 |
水色の髪の毛にエメラルドの瞳で笑顔のかわいい童顔です。ピンクのリボン、ブルーの制服、「水」の漢字のような柄のネクタイ、雫型のバッジ、紺色の長靴を着用しています。小学生の皆さんにとっては、優しく盛岡市上下水道局の紹介をしてくれるお姉さん的な存在です。 |
―― 親しみやすいかわいいキャラクターだと思います。映像の中では すいたんがナレーションをしていますね。
本村 教授 |
映像に合わせて、学生が声を入れました。 |
ミミー さん |
区切りをつけるタイミングや、どこを強調してみようかなど、素人ながら、聞き手を意識して作りました。とても難しかったです。 |
―― かわいいすいたんと、ナレーションにも注目ですね。映像の中に、「全天球画像」というものが出てきましたが、これは何でしょうか?
本村 教授 |
特別なカメラを使って、360度撮影した画像です。そのまま使ってみると、ゆがんだ世界になって面白い上に、現場の雰囲気は出せますので、見学動画の一部に入れてみました。 |
全天球画像
―― 広角に見える感じが面白いですね。
本村 教授 |
全天球画像は、最初の紹介ページにあるリンク先をクリックすると、360度、クルクル回して閲覧できるので、楽しみながら学習できると思います。 |
―― 制作の過程で苦労した点はありますか?
本村 教授 |
今回の映像制作は、上下水道局さんから地域課題を提示されて制作しました。いただいたお題で作り上げるべき目標を設定し、学生たちに可能な技術で役割分担して、いかに作り上げていくかに苦戦しました。 |
―― おすすめのシーンはありますか?
ミミー さん |
クイズ形式のところや、最後にベテラン職員の水道おじさんが質問コーナーで登場するところです(笑)。 |
本村 教授 |
クイズ形式を入れているところは、職員さんとのミーティングの中でご要望があったものです。是非、お楽しみください。 |
本村 教授 |
学校で児童生徒の皆さんが楽しく学習するための教材として、また、上下水道にご興味のある市民の方々にも参考資料として、ご活用いただければ幸いです。 |
ミミー さん |
学校の授業の一環として、また興味のある一般の方々にも広く学びのお手伝いになれば幸いです。 |
―― ミミーさんは、今回の映像制作で学んだことはありますか?
ミミー さん |
編集の過程でたくさん学びました。まず内容を整理して理解し、分かりやすいように再構成するのはとても大変ですが、今後も挑戦していきたいと思いました。 |
―― 頑張ってください!
本村教授、ミミーさん、ありがとうございました。