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■水道施設の「耐用年数」
モノは長期間使用して古くなってくると、故障したり不具合が生じたりします。水道の施設も例外ではありません。浄水場や水道管などの水道施設が古くなり、漏水や断水などが発生する危険性が高まる使用年数を「耐用年数」と言います。
「耐用年数」は設置環境、使用状況、どのように管理しているかなどで変わってきますが、一般的な目安が法律(地方公営企業法)で定められています。
盛岡市は平成26年12月1日に給水開始80周年を迎えています。水道の施設が壊れて被害が出る前にどのように更新していくか、綿密な計画を立てていくことが求められています。
■水道管の老朽化
水道管は、昭和50年代の都市化の進展に伴って整備されたものが多く、20年後には耐用年数を超える管が現在に比べてかなり増えることが見込まれています。(平成29年度現在)
■浄水場の老朽化
盛岡市の浄水場などの施設は、昭和9年の創設期以降、昭和30年代から昭和50年代の都市化の進展、平成4年の都南村との合併、平成18年の玉山村との合併という経過の中で、整備されてきました。耐用年数の考え方に基づくと、今後10年~30年のうちに、各施設の更新時期が集中することになります。(平成29年度現在)
■更新時期の分散(更新費用の平準化)
耐用年数を経過し、更新時期を迎える施設は、今後確実に増加します。また、施設の更新時期が重なると、更新に要する費用に不足が生じることが予想されます。費用の不足を軽減するため、更新する施設の重要度や優先度を見極めながら計画的に管理し、長寿命化や更新を行っていくことが重要です。