トップ > 盛岡市の水道事業・下水道事業 > 施設紹介 > 中屋敷浄水場の浄水処理の停止
中屋敷浄水場は、昭和34年に完成し、青山町へ送水を始めました。
昭和38年には高松配水池へ送水を開始しましたが、高度経済成長期に急増した水需要に対応するため、昭和40年、46年には施設を増設し、本町通など市内中心部から長橋町など市西部地区にかけて、安定した水道水の供給を続けてきました。
完成から63年間(令和4年時点)にわたり水をつくり、供給してきましたが、令和5年2月28日に、浄水処理を停止しました。
■中屋敷浄水場位置図 |
■建設中の中屋敷浄水場(昭和34年撮影) |
■浄水処理停止前の中屋敷浄水場 |
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■ 理由① 水の使用量の減少
節水機器の普及や人口減少により、水の使用量が減少したことから、中屋敷浄水場による供給区域は、米内、沢田、新庄の3つの浄水場で水を供給できるようになりました。
■ 理由② 経費の削減
中屋敷浄水場は、施設が老朽化し、更新には多額の費用が掛かります。また、多くのポンプを使用していることから、維持管理費用が掛かります。
このことから、経費削減のため、浄水処理を停止しました。
これまで中屋敷浄水場から水を供給していた地域の皆様には、他の浄水場から水をお送りします。安心・安全な水道水をこれからも変わらず供給していきます。
現況 |
中屋敷浄水場浄水処理停止後 |
浄水処理を停止した後、中屋敷浄水場はポンプ場としてリニューアルします。新たなポンプ施設を整備するまでの間は、中屋敷浄水場のポンプ施設を現状のまま使用し、新庄浄水場からの送水を受けて、長橋町や西青山方面への供給を行います。
老朽化した施設をリニューアルすることによって、耐震性を向上させるとともに、近年頻発する豪雨災害に対する浸水対策を強化することにより、災害に強い施設を構築します。これによって、水道水の安定供給体制の確保につなげていきます。
新たなポンプ場は、令和8年頃の整備完了を予定しています。解体工事や新ポンプ場建設の期間中は、近隣の方々へ騒音等でご迷惑をおかけいたしますが、今後とも盛岡市水道事業へのご理解とご協力をお願いいたします。