盛岡市では、給水サービスの向上と小規模受水槽の衛生問題解消の観点から、受水槽を必要としない直結式給水を促進しています。
配水管から直接新鮮な水が届く等、直結式給水には様々なメリットがあります。是非、直結式給水をご利用ください。
「中高層建物直結給水技術基準」の制定に伴い、平成27年5月1日から給水装置に増圧装置(ブースターポンプ)を設置することにより、15階程度まで直結式による給水が可能となります。
3階以上の建物において直結式を採用することにより、いままで受水槽を設置していた中高層建物において、受水槽が不要となります。
なお、配水管の口径や水圧、建物の高さ等の条件がありますので、直結式による給水ができない場合もあります。
■直結式とは?
直結式は、道路内の配水管から蛇口まで直結して給水する方法です。直結式は建物の高さにより直結直圧式と直結増圧式の2つに分けられます。これに対して、水道の水をいったん受水槽に貯めてから給水する受水槽式があります。
■直結直圧式とは?
直結直圧式は、配水管の水圧を利用して蛇口まで給水する方法です。原則として3階を対象とします。
■直結増圧式とは?
直結増圧式は、給水装置に増圧装置(ブースターポンプ)を設置することによって、配水管から直結して蛇口まで給水する方法です。受水槽を設ける必要がないことから、受水槽設置スペースの有効活用と安全で新鮮な水道水の安定供給が可能となります。なお、対象階数は4~15階を標準とします。
直結式 | 受水槽式 | |
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長所 |
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短所 |
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■直結増圧式の利用要件
■直結式の対象外の建物
■水道料金等について
各戸(各部屋)の料金徴収は、それぞれの子メーターの検針により行います。共同で使用する散水栓や漏水等により親メーターの数値が子メーターの数値の合計より多くなる場合は、その分について建物管理者等に対して請求することとなります。各戸検針等を行うため、上下水道局と「直結増圧式(各戸請求)建物に係る水道料金等の算定及び徴収の取扱い関する契約書」により契約を締結していただきます。
■切替工事等に要する費用について
給水装置はお客さまの財産であることから、受水槽式から直結式への切替工事にかかる費用についてはお客さまのご負担となります。また、直結増圧式においては、ブースターポンプの定期点検等の維持管理に係る費用についても同様にお客さまのご負担となります。
■中高層建物において直結式を利用するには
上下水道局に「直結給水事前協議申請書」の提出が必要です。上下水道局で配水管に与える影響や水圧等を確認のうえ、「直結給水事前協議回答書」により直結給水の可否をお知らせします。
詳細については「中高層建物直結給水技術基準」(PDF 995KB)をご覧ください。
詳細については「盛岡市直結増圧式建物に係る水道料金等の算定及び徴収に関する規程」(PDF 144KB)をご覧ください。
ご相談・お問い合わせは上下水道局給排水課審査係 電話:019-623-1411(内線6137~6138)まで(土曜・日曜日、祝日を除く)。