盛岡市上下水道局　汚水処理基本計画

■汚水処理基本計画

盛岡市の汚水処理事業は、健全な水環境・良好な水循環の創出を目指して、公共用水域の水質を保全して衛生的な水環境の確保を図るため、「公共下水道」「農業集落排水」「浄化槽」の３事業により、汚水処理人口の拡大を目指し、汚水処理施設の整備を推進しています。

一方、近年は交付金制度への移行に伴う国費等の財源確保の困難性、人口減少等の社会経済情勢の変化のほか、今後増大する下水道施設の改築・更新を踏まえ、より効率的に持続可能な汚水処理事業を推進するため、各事業を一元化した汚水処理基本計画を平成27年度に策定しました。

■計画の概要

１　公共下水道: 　公共用水域の水質の保全を考慮しながら、北上川流域別下水道整備総合計画（岩手県）を上位計画とする盛岡市公共下水道全体計画（旧基本計画）における計画区域を縮小（8,277ha ⇒ 6,336ha）する。
２　農業集落排水: (1) 完了地区７地区のうち６地区を将来的に公共下水道へ接続する方向とする。; (2) 新規事業化は行わない。
３　浄化槽: (1) 旧玉山区の地域を対象とする公設浄化槽事業の新規整備は平成27年度までとし、これまで整備した公設浄化槽の維持管理は継続する。; (2) 浄化槽事業を浄化槽設置費補助事業へ一本化し、補助率を現行の約４割から約７割に見直し、整備時における住民負担を公共下水道程度とする。